栗林公園「キリン広場」のオブジェの造形作家・岡山富男さんの作品を紹介しています
みなさん!! かつて、栗林公園に「動物園」があったことをご存知ですか?
1907年、香川県営の動物園として開園した後、1930年には個人に譲渡され、私営の「栗林公園動物園」として開園しました。その後、2002年に休園、県民に惜しまれながら2004年には完全に閉園になりました。
栗林公園に動物園があった事実を、来園者の方々に知っていただこうと、「御林守施設及び栗林公園動物園跡地」記念碑横に、キリンなどの動物をユーモラスに表現したオブジェ作品を展示しています。
ただいま、「キリン広場」のオブジェの造形作家である岡山富男(おかやま とみお)氏の作品を写真などで紹介する作品展を開催しています。夏休みには、お子さまもご一緒に、ぜひ栗林公園にご来園ください。
開催概要
開催期間: 6月29日(土曜日)~9月1日(日曜日)
会 場: 栗林公園 讃岐迎賓館(商工奨励館) 本館東側通路
※観覧は無料です。(ただし、栗林公園の入園料は必要です)
盛夏の特別名勝 栗林公園の楽しみ方
“夏の日差し”と”深い緑”のコントラストの美しさも”特別名勝 栗林公園”の見どころのひとつです。
暑さ厳しい真夏の栗林公園を散策いただいた後には、ぜひとも、「岡山富男作品展」開催中の商工奨励館にお立ち寄りください。冷房の効いた館内でユーモラスな動物の作品を鑑賞いただくことができます。
また、隣接する西館には園内唯一のカフェレストラン「ガーデンカフェ栗林」も営業しております。毎夏に大人気の「栗林公園かき氷」など清涼感あるスウィーツメニューや「瀬戸内鯛と小豆島素麵の讃岐野菜たっぷり冷製パスタ風」などのランチメニューを用意してお待ちしております。
「キリン広場」が伝える「栗林公園動物園」の歴史
かつて栗林公園には「栗林公園動物園」がありました。県民や観光客に72年にわたって愛された動物園は、2002年多くの県民に惜しまれながら、長い歴史に幕を閉じました。
「栗林公園に動物園があったことすら知らない人たちが増えてきている。動物園の歴史を栗林公園の歴史とともに残していきたい。」との想いで、2022年7月4日から、動物をモチーフに制作された岡山富男氏のオブジェ作品を設置、作品を入れ替えながら展示を続けています。
岡山富男氏の作品は、木片やおがくずなど自然素材で作られていて、愛くるしいポーズだけでなく存在そのものが温かみのあるものになっています。「キリン公園」は、ちょっとユーモラスでチャーミングな動物たちの魅力を通じて、県民に愛され続ける特別名勝 栗林公園のもう一つの歴史を伝えています。