栗林公園の中央に佇む栗林公園商工奨励館。起源は、明治32年、県立公園として一般公開された栗林公園の中央部、旧藩主の別荘・桧御殿跡に建てられた「香川県博物館」。
帝室技芸員・伊藤平左衛門による左右対称の近代建築様式の設えで、まさに「第3次香川県」の幕開けの象徴であったと、往時を振り返ることができます。館内には美術品とともに、香川県の特産品が陳列され、また旧藩時代の図書数千巻が所蔵される図書室も併設されていました。大正時代には「香川県商品陳列所」、昭和に入ってから「香川県商工奨励館」と改称。香川県の文化・芸術・産業の情報発信の拠点として、明治・大正・昭和・平成と100年以上の時を刻んできました。
平成27年、”ひと” ”食” ”時間” の粋を集めた「讃岐迎賓館」として未来にその価値を引き継ぐべく、新たな出発をいたしました。商工奨励館のリニューアルオープンとともに、世界一流の文化施設の例に見られるような、芸術・文化の価値に相応する洗練された雰囲気のレセプションホール、カフェを備え、文字通り「讃岐迎賓館」として、G7サミットの会場になるなど、国内外の賓客をおもてなししています。
「讃岐迎賓館」で“緑の寛ぎ”、“庭園の芸術”、“文化の歴史”をご満喫ください。