栗林公園は、江戸時代 讃岐高松藩主により百年余りをかけて完成された大名庭園。明治時代の教科書には、「・・・我ガ国ニテ風致ノ美ヲ以テ世ニ聞エタルハ、水戸ノ偕楽園、金沢ノ兼六園、岡山ノ後楽園ニシテ、之ヲ日本ノ三公園ト称ス。然レドモ高松ノ栗林公園ハ木石ノ雅趣却ツテ批ノ三公園ニ優レリ」とあり、日本三名園(石川県金沢市の兼六園、岡山県岡山市の後楽園、茨城県水戸市の偕楽園の総称)よりも優れていると記されています。
文化財庭園では日本最大の広さを誇り、現在では、「ミシュラン・グリーンガイド」で 最高評価三つ星に格付けされています。
栗林公園の南湖に面して建つ掬月亭。「水を掬すれば月手にあり」、唐代の詩人に詠まれた通り、藩主が盃に月を映し、月を飲み干したと言われる有名な場所です。歴代藩主はみな、この場所をこよなく愛したとされます。
現在は、抹茶や煎茶を、季節の御菓子ととも召し上がりながら、ミシュラン三ツ星に格付けされる四季折々の美しい景色をご堪能いただけます。また、お茶席やお食事、結婚式などにご利用いただけます。